
(2013.05.01 APMにて撮影)
本日、APMにて高田建築事務所の「社聴熟」が行われました。
内容は、第18回美術館大学「『秋山孝が選んだ30の金言・高田清太郎の建築デザイン哲学』について」と同様でしたが、ナビゲーターも聴講生も高田建築事務所の社員さんに変わっただけで、ずいぶんと印象の違う会となりました。
美術館大学では高田社長と秋山館長との掛け合いによってリズミカルに進んでいきましたが、社聴熟での流れはもっと緩やかなものでした。
社員さんに、「金言」の中で心に響いた言葉、気になった言葉を尋ね、それについての解説を高田社長が行っていきます。
いつもの「社聴熟」は社員の考えや思いを聴いて、社長が熟す会なのだそうですが、今回の「社聴熟」は社長の経営哲学、建築哲学、人生哲学を、社員とコミュニケートしながら伝えていくものなのだなと感じました。
最後の質問で、「63年後の高田建築事務所はどうなっていると思いますか?」という質問が出ましたが、これについて高田社長は
感動を創造する企業であってほしい
とおっしゃっていました。
63年も経てば建物もまちも変化するだろう。思い描いた近未来がやってくるかもしれない。
しかし高田建築事務所がつくるのは建物でありながらそれだけではない。
お客様に喜んでほしいと考え抜いてつくった建物は、感動を与えることができるはず。
その感動を創造する企業が高田建築事務所であってほしいというのが、高田社長の望む63年後の高田建築事務所なのかなと思いました。